PDF版『フェリアの空にさよならを！』　-あとがきにかえて-

こんなお話しでも面白いと言ってくれる人が一人でもいてくれるから、こうして書けるんだということを再認識した作品です。emirinさん、本当にありがとうございます。 　サイトにアップした順番と書いた時期が一致していませんが、たしかにこのお話しが第一話になります。ある意味、この話しの世界観はこの作品を書いている時に完成したと言っても過言ではないと思います。この後に続く作品は、今後何らかの形で必ずこのお話しの世界観を引きずってきます。だからこそ、「惑星フェリアシリーズ」と名付けたのですが、改めて学生時代のノートを引っ張り出してみたら、少なくとも8作品は書き上げたか書きかけなんですね。主人公は3人います。それぞれが同じ世界観の中で、別々の場所で不思議な体験をするのですが、すべてを公開することができるか･･･。 　しかし、この作品を最初に書き出した時には、こんな公開の仕方ができるなんて思いもしませんでした。最初はノートに書いたものを直接回覧していました。何ヶ月も戻ってこなかったこともありました。社会人になってからはワープロで清書をしたいと思っても、なかなかできなかったことが思い出されます。そうこうしているうちに読んでくれる友人たちとも疎遠になり、いつしか書く目的も置いてきてしまったことに気づいたのです。でも、今じゃこうして離れていても読んでもらえます。便利な世の中になったもんです。 　最後にいつものごとく、このシリーズの他の作品を読めるかどうかは作品を読んだ皆さんにかかっています。一人でも読みたいという人が現れれば、作者はきっと調子に乗ってホイホイと書くようなそんな性格です。感想、要望などありましたら、掲示板の方へなんか一言書いていただければ幸いです。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　平成20年3月22日